小宇宙

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  • 2008/06/19 10:25

   古代インド哲学には、次のような思想がある。 「月は意(思考器官)より生じ、眼より太陽が生じ、口よりアグニが生じ、気息より風が生じ・・・」  神格として表象される自然界の要素と 人間の諸機能の間には、対応関係があるとされてきた。 諸神格により構成される大宇宙にたいして、諸機能の集まりである人間は 小宇宙であるととらえる。    そして、次の文章で表現されるように、人間が死ぬと構成要素は、それぞれ対応する自然界の要素の中へ還ると考えられる。 「人が死んで その語は火に、 耳は方位に、 身体は地に、 毛は草に、 髪は木に、血液と精液は水中に・・・」